コラム

院生の虎

院生の虎

目的

つくば院生ネットワーク (TGN) が過去に実施してきた企画の一つに「院生プレゼンテーションバトル」があります。この企画は設立年の2012年から行われ、学園祭でも行われるなど大人気企画でした。

概要は自分の研究内容を専門の異なる人に「分かりやすく、魅力的に」伝えるプレゼンテーション技術を競うというものです。この企画の良かった点として盛り上がって学生の活動として楽しかった点があります。一方で、反省点として、本当の異分野コミュニケーションは生まれなかった、ということがあります。

単純にプレゼンテーションをイベント化するだけでは、分野間を超えたつながりを生み出すことはできないのだと思います。

そこでTGNが行う次の企画として「院生の虎」という、より異分野コミュニケーションを触発できるイベントを企画しました。

この企画を考えるにあたって参考にしたのは、「令和の虎」という登録者数100万人を超える人気のYouTubeチャンネルです。このチャンネルでは、起業家が資金援助やコラボレーションの機会を得るために、5人の経営者に向けて自分の事業をプレゼンし、それを受けて経営者たちがその事業に対する懸念点や有望性を確かめる質疑応答を行い、事業に対して資金援助を行うか、コラボレーションを希望するか決定する過程を動画で配信しています。

「令和の虎」で最も興味深いのは、出演する起業家が、ある意味「異分野」である経営者たちとコミュニケーションするために、様々な角度で自分の事業を説明する必要があることです。そして、賞金と、事業の先輩である経営者たちとのコラボレーションの機会というゴールが魅力的なため、動画に映る出演者は毎回真剣なやりとりを行っています。

「院生の虎」では、「令和の虎」のフォーマットをなぞることで真剣な異分野コミュニケーションを行う場を創出することを第一の目的としています。

活動の概要

院生の虎では、研究者を志す学生・あるいは自分の研究を客観的に見直してみたい学生が、3人の審査員 (TGNに所属、基本は博士後期過程以上、以下虎と呼称) に向けて自分のすでに行った研究及び将来像をプレゼンし、それを受けて審査員がその研究に対する懸念点や志願者の有望性を確かめる質疑応答を行い、その学生の研究や資質を審査を行い、理由とともにフィードバックを行います。

志願者は3人の虎とのやり取りを通じて、専門外の院生から見た自分の研究への視点、また自分が研究を行っている理由を再認識する機会、審査員の人たちとのコラボレーションの機会を手にすることができます。

参加者募集中!

以下の方々の応募をお待ちしています:

  • 異分野の研究者との交流に興味がある方
  • 自分の研究を客観的に見直してみたい方
  • 研究の新しい可能性を探りたい方

当日の流れ

  1. 志願者による5分間の研究プレゼン
  2. 15分程度の質疑応答(研究・実績・将来像について)
  3. 各評価項目の採点とフィードバック

評価項目

プレゼン

  • 研究プレゼンをどれくらい理解できたか:1-10点
  • その人の研究を応援したいか:1-10点
  • 将来大きい研究になりそうかどうか:1-10点

質疑応答

  • 質問に対して的確に回答できていたか:1-10点
  • 賞金の使い道は妥当か:1-10点
  • この人と将来研究がしたいか:1-10点

お問い合わせ先